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健康レポート

健康レポート第79回 お母さんとお母さんになられる方のための歯の基礎知識(12) 

『くせと歯並びについて』

指しゃぶりや舌をかむくせ、鉛筆などをかじるくせは歯並びに影響を与える事が知られています。

歯は、外から押しつけるような力で移動していきます。この力を利用して悪い歯並びをきれいに直す矯正治療が行われます。
しかし、力の方向が歯並びを悪くする方向に働くと、悪い歯並びになってしまいます。指しゃぶりがあると、上下の歯の間に指が挟まっているため、上下の歯の間に隙間ができたり、上の歯が外側に出たり、下の歯が内側に倒れたりしてしまいます。

『吸う』という行為そのものは母乳を吸う生理的な行動ですが、3、4歳ぐらいになるとだんだんとしなくなってくるものです。この時期に辞められていれば、特殊な場合を除いて問題はありません。

しかし、5、6歳になっても続いていると問題になります。永久歯が生えてくるときにまだ続いていると、永久歯の歯並びに影響してきます。

指しゃぶりは単なるくせのような行動というだけでなく、心理的な背景があることがありますので、簡単にやめさせることができない場合もあります。
心理的または精神的な背景がある場合には、それを取り除いてあげることも大切です。