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健康レポート

健康レポート第80回 『歯の変色について』

白くて綺麗な歯は、魅力的です。しかし、時によりその魅力のある歯に変色が起こったりしてしまうことがあります。

今回は、歯がどうして変色するのか、その原因について説明したいと思います。
歯は、白いといっても多少黄褐色を帯びています。また、その方その方で多少色も違っています。
歯の色を理解するために、歯の構造について説明します。歯は、下のような構造になっています。

歯の表面はエナメル質といい、固く透明感のある結晶質になっています。その内側に、黄褐色の象牙質があります。エナメル質は透明感があるため、歯の色は主にこの象牙質の色に左右されます。
歯の一番内側には、血管や細胞のある生きた組織の歯髄(俗に歯の神経といわれます)があります。

一般に、年齢を重ねると歯は黄褐色を帯びてきます。これは、年齢とともに歯髄の石灰化が起こり、象牙質が厚くなり象牙質の黄褐色が強くなることと、透明感のあるエナメル質が磨耗などにより薄くなり、象牙質が目立つようになるためです。

また歯を強くぶつけると、歯髄の組織が破壊され、出血が起こることがあります。そうなると、血液中の鉄色素を含むヘモグロビンが象牙質の中に入り込み、それが原因で歯が黒く変色します。
大きな虫歯で歯髄を除去するような治療(健康レポート第42回参照)をすると、同様に黒く歯が変色します。
また、歯が顎の中で形成される幼少期に、歯を変色させる薬剤(抗生物質のテトラサイクリン)を利用すると、歯の変色が起こります。

また歯の表層のエナメル質の形成を悪くするようなこと(エナメル質形成不全)が起こると、歯の表面に灰色や黄褐色の斑紋状の変色や文様が現れます。
その原因としては、流産の予防のための黄体ホルモン剤の利用、栄養障害や高熱性の疾患に長期かかること、フッ素が高濃度に含まれている水を長期にわたり運用することがあげられます。

次回は、変色歯などをきれいな歯に治す治療について説明します。