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健康レポート

健康レポート第92回  『意外と速い虫歯の進行』

虫歯の進行については、健康レポート第37回に説明しました。
今回説明したいことは、意外と虫歯の進行は早いことです。

特に、生えてきてまだ間もない永久歯、乳歯では、歯の表面を覆っているエナメル質(歯の表面を覆っている硬い結晶質で、歯を虫歯から守っています)が薄かったり、まだ十分に成長できてなく硬くなっていないために、虫歯の進行は速いのです。

図は虫歯の進行を示します。

虫歯でも、エナメル質に限局されている場合(初期カリエス)には、歯垢除去して清潔にしていれば、特に治療をしなくても石灰化されて虫歯が修復されていきます。しかし、虫歯が象牙質という内側の比較的軟らかい組織にまで進行していると、虫歯は急速に拡大されていきます。

特に若い人のほうが歯質が軟らかく、進行しやすい傾向にあります。
図のように歯の表面に穴が開いていないようでも既に内側の組織の象牙質まで進行していることもあります。レントゲン検査などで判断しないと象牙質まで進行しているかどうか分からない事があります。

まだ歯に穴が開いていないからと油断するようなことをしないで下さい。
痛いなどの不快な症状が出てきたときにはかなり進んでいます。おかしいなと思ったら、早く歯科医院に受診することをお勧めします。