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健康レポート

健康レポート第101回  『再びキシリトールについて』

キシリトールの虫歯予防の効果については
良く知られるようになってきていますが、効果的な利用方法などについて再度説明させていただきます。
 
キシリトールは、身近な植物性の食材にふくまれている天然の甘味料で、砂糖などと同じ糖類ですが、虫歯菌が利用してエネルギーを獲得することができず、また虫歯の原因となる酸を作らないために、虫歯菌を減らしたり、虫歯の予防の効果があります。

キシリトールの虫歯予防効果については、健康レポート第1回に詳しく説明しましたけれど、要約すると、

@キシリトールは、虫歯菌が利用してエネルギーを得ることができませんので、虫歯菌を減らす効果があります。

A虫歯菌は、粘着性物質を作り、歯に付着しやすくしていますが、キシリトールからこの粘着性物質を作れないので、歯垢がサラサラして歯磨きで容易に落ちやすくなります。

B虫歯菌は、キシリトールから酸を作れないので、虫歯を予防します。

C甘味料としてのキシリトールの刺激で、唾液の分泌が促進され、唾液の持つ緩衝作用や再石灰化などの虫歯の抑制、修復作用が強化されます。

以上の効果を強化するためには、一日を通して少量を数多く取ることが必要です。
@持続して使用すること。(3カ月)
A一日に3回は使用する。
B食後や間食の後に利用する。
C甘味料としてキシリトール100%の製品が好ましいが、最低シュガーレス製品であること。

製品としては、キシリトールガムが一番普及していますが、ガムの利用できないお子さん向けにはキシリトールタブレットという製品もありますし、最近ではキシリトール100%のチョコレートなどの菓子類も販売されています。
チョコレートやタブレットという菓子類を使用するときには、ボリボリ食べてしまうのではなく、長いことお口の中で虫歯菌と接触するようにして工夫して下さい。